iOS版ポケモンGO ver1.1.1のアップデートとpokevision問題
投稿者:圭一
ポケモンGO 8/1アップデート内容
8/1にポケモンGOアプリのアップデートがありました。
アップデート内容は大まかに以下の通り。
- トレーナーアバターが再編集可能になった。
- ジムのアニメーションが一部調整
- メモリー問題を改善
- “近くのポケモン”から足あとを削除
- エンカウント中のバグを修正
- ポケモンの詳細画面を更新
- メダルの画像を更新
- マップ表示の不具合を修正
- 一部テキストの修正
- バッテリーセーバー機能が削除
足跡機能、バッテリーセーバー機能が消えた?
この中で足跡機能、バッテリーセーバー機能の削除に私は注目しています。
足跡機能は、プレイヤーの現在地点から近くにいるポケモンまでの距離の目安を足跡の数で表示するという機能でした。
しかし、ポケモンGOリリース時点から全てのポケモンの下に足跡が3つ表示されるというバグが発生しており、プレイヤーは欲しいポケモンが近くにいても闇雲に周囲300m圏内を歩き回るしかエンカウントする方法がありませんでした。
運営はこの機能の対応に対して、「足跡機能を削除する」対応を新verでリリースしました。バグがあるなら消してしまえばいいといった潔い対応です。
他にも消えてしまった機能として、スマホ画面が下に向いているときに画面表示を暗くして充電を長持ちさせる「バッテリーセーバー機能」があります。
iOS版アプリでは上記機能動作時に、一定条件で画面が固まってしまったり、操作できなくなってしまうといった不具合があり、私も初日から使わなくなってしまいました。
将来的には、修正されてリリースされるとは思いますが、不具合だらけの機能をなぜリリースしてしまったのかという疑問が残ります。
pokevisionにまつわる諸問題
足跡機能のバグのおかけで大人気となったサービスといえばpokevision(https://pokevision.com/)です。
pokevisionはGoogleマップ上でピンをうったポイント周辺にいるポケモンの位置と消えるまでの時間を表示するサービスです。
どうもこのサービスはポケモンGOのAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース:アプリからサーバにアクセスする入口のようなもの)を不正にハックして、データを取得していたようです。
※一時期pokevisionのエラー内容にアカウントがBANされてしまったといった文章が表示されていたことがありました。
pokevisionを代表とするサードパーティサービス、ツールへの対応について、公式は下記の言及をしています。
配信が遅れてしまった理由はPokémon GO のアプリ外から利用規約に反してサーバーへ不正にアクセスしようとする第三者のアグレッシブな行為によるものです。
昨日、そのようなアクセスをブロックしました。
先日のアップデートによって第三者からの不正なアクセスをブロックした後にサーバーの負荷が大幅に減った
更に多くの方々にゲームをお届けする事の弊害になるだけでなく、新機能の開発にも影響を与えます。本来であれば皆様にさらなる新しいゲーム体験を提供すべく、新機能などを開発する開発者の時間が、これらの問題を解決する為に費やされる事になっています
引用元:http://pokemongo.nianticlabs.com/ja/post/update-080416/
APIをハックしたサービスのアクセスによるサーバ負荷対応に、公式運営のリソースがとられてしまっているとのことです。
私も案件でこういった事態に悩まされたことがあるため、見ているだけで悲しくなります。
根本解決するには、正常に動く足跡機能の実装しかないと思いますが、現行サービスに影響のある大量の不正アクセス対策に時間が割かれてしまっていては、なかなか足跡機能の再実装も厳しそうですね。
また、最近ではポケモンの捕獲率が低下したバグも話題になっていますね。
モンスターボールの投球、ポケモンが捕まる時の確率、及びXPボーナスに不具合が生じております。現在修正作業にとりかかっております。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。
— Pokémon GO Japan (@PokemonGOAppJP) 2016年8月5日
レベルがあがるにつれて、ポケモンがつかまりづらくなる仕様なのかと思っていたのですが、そうでもなかったようです。
公式の今後の新機能の展望としては、トレード機能、ローカル対戦、新ポケモンの追加等を検討しているようですが、バグ対応やサーバ負荷対応に追われ、新規開発が滞る状況が続くのであれば、先の話になりそうです。
今後のポケモンGOの動向も見守っていきたいと思います。
8/9 追記
8/9にアプリのアップデートがありました。
iOS版「1.3.0」、Android版「0.33.0」が公開されています。
上のアップデートで、バッテリーセーバーの復活、モンスターボールの投球精度調整、捕獲率のバグ修正が行われたようです。
記事公開の翌日にアップデートとされるとは予想できませんでした。
この調子なら正しい足跡機能の復活もそう遠くないかもしれませんね。
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