LINEいじめダメぜったい
投稿者:圭一
こんにちは、元スクールエスケイパーの圭一です。
今回のテーマはLINEいじめです。
LINEいじめとは
スマホのメッセージアプリ「LINE」が登場してから、個人の連絡方法がメールからLINEに移行しました。
現在では、LINEで連絡を取り合うのが一般的となっています。
LINEの普及により社会問題として深刻化しているのが「LINEいじめ」です。
「LINEいじめ」とは、LINEで特定の子だけをグループから外したり、特定の子だけ除いたグループを作ってその子の悪口を言い合ったり、特定の子の書き込みだけ無視するなどのLINE上でのいじめを指す言葉です。
トークを読まずに放置する「未読放置」や、トークを読んだのに返事をしない「既読スルー」といった行為はともに嫌われており、「未読放置」や「既読スルー」をしてしまった子は次の日学校で無視されたり、悪口を言われるそうです。
ネットいじめとLINEいじめ
私が中高生のときにあったのが「学校裏サイト」でした。
匿名掲示板によるいじめは、匿名で書き込まれる上、被害が拡大しやすかった。一時期流行った「学校裏サイト」だ。学校裏サイトとは、学校の公式サイト以外の特定の学校の話題を扱う非公式サイト全般を指す。つまり、匿名掲示板における学校のスレッドなども学校裏サイトに当たることになる。やりとりされる話題はさまざまで、先生や特定の生徒の噂話なども含まれていた。
当時、地域毎に○○学校掲示板といった非公式のサイトで、個人名が書かれ誹謗中傷が行われている様子を見たことがあります。
中高生のコミュニケーションのインフラがLINEになってからは、学校裏サイトを代表とするネットいじめからLINEいじめへといじめの形態が変わりました。
LINEいじめはこれまでのいじめより悪質
これまでのいじめより、LINEいじめの方が悪質さで優る点が①ローカルのいじめであること、②24時間被害を受けることです。
①ローカルのいじめであること
これはネットいじめと比較したときに言えることなのですが、ネットいじめはグローバルな場(インターネット上)でのいじめでしたが、LINEいじめは当事者しか見ることのできないローカルな場で発生するいじめです。
つまり、LINEいじめは部外者が察知することが難しく、発覚しづらいいじめであるのです。
また、LINEはトーク履歴はスマホ端末に保存されるため削除することができます。
証拠隠滅が可能ということです。
加害者が被害者に履歴の削除を強要すれば、問題となったときに言い逃れすることもできてしまいます。
②24時間被害を受けること
LINEいじめがこれまでのいじめより悪質な点は、「24時間被害を受ける」可能性がある点です。
リアルないじめは、学校から離れれば基本的には回避することができましたが、LINEいじめはスマホアプリ内で行われるため、帰宅後もいじめ続けられる可能性があります。
「未読放置」や「既読スルー」を防止するためには、一日中LINEを監視しなければなりません。
大げさな言い方ではありますが、学生同士がLINEでお互いを四六時中監視し合う「相互監視社会」の時代が到来したのです。
LINEが諸悪の根源なのか
こうした話題で原因について語られるときによくあることが、サービスや物の存在が一番の原因とされるです。
今回の場合は、LINEがあるからいじめが起こるといったことです。
確かにLINEがなくなってしまえばLINEいじめは起こらないでしょう。
しかし、いじめを行っているのはLINEではなく、人です。
LINEがサービスを撤退したところで、次は別のサービスが台頭し、いじめが発生するでしょう。
LINEいじめの被害にあわないためには
LINEいじめに巻き込まれないためには、
「未読放置」や「既読スルー」をしてしまわないようにLINEを監視しつづけるか、
LINEを介したコミュニケーションから適度に距離を置くか
の二択だと思います。
後者については、完全にLINEをやめることはなかなか難しいでしょう。
LINEを見る時間に自分なりのルールを設定したり、あえて遅く返信してみたりすることで、周りにこの人はレスポンスが遅い人なんだなと刷り込ませることが効果的です。
また、グループ内でLINEいじめに遭ってしまった場合は、グループに無理に居続ける必要はないと思います。
さっさと脱退してしまった方がいいです。
ただ、グループから抜ける前にスクリーンショットを撮り、証拠は残しておいた方がいいと思います。
私は、LINEいじめのような悪しき文化がなくなることを切に望みます